糖尿病の正しい知識
2010/9/18

現在、日本では成人の約5人に1人は糖尿病患者または予備軍といわれています!



糖尿病の合併症
 
糖尿病の合併症といえば、網膜症腎症神経障害の、三大合併症がよく知られています。これらは高血糖により細い血管が傷められるのが大きな原因です。しかし、高血糖の影響は細い血管だけでなく太い血管にも動脈硬化というかたちで現れます。
動脈硬化の原因は高血糖のほかに高血圧や脂質異常症(高脂血症)がありますが糖尿病の人はこれらの病気を併発することが多く、動脈硬化がより進行しやすくなっています。動脈硬化は、糖尿病のもうひとつの合併症なのです。


糖尿病の種類
@1型糖尿病
 免疫疾患や重い感染などでインスリンがほとんど、または完全につくられなくなってしまうために起こる。
 
A2型糖尿病
  インスリンのつくられる量が少ないか、インスリンの働きが悪くなっているために起こる。
 
Bその他の特定の機序、疾患によるもの
 遺伝子異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の以上など、他の病気が原因となって起こる。
 
C妊娠糖尿病
 妊娠によって起こる。
 
※糖尿病のタイプは4種類です。その中でも圧倒的に多いのが2型糖尿病です。食べすぎや運動不足などの悪い生活習慣でなってしまいます。まずは、日頃の生活習慣の見直しを!
 
低血糖について
 
低血糖になりやすい人
 
1、薬の量が多すぎる
2、食事を抜いたり、食事の時間が遅れる
3、アルコールを飲みすぎた
4、食事の量が少ない
5、食事を抜いたり、食事の時間が遅れた
6、鎮痛剤、解熱剤を飲んだ
 
低血糖のあらわれ方
 
血糖値70mg/dl以下 ⇒ 強い空腹感、吐き気、あくび、脱力、頭痛
          ↓
血糖値40mg/dl以下 ⇒ 動機、冷や汗、顔面蒼白
          ↓
血糖値30mg/dl以下 ⇒ 思考力の低下、けいれん
          ↓
       意識を失う
 
低血糖を起こした場合
 
砂糖を10〜20g程度、又は飴、甘い飲み物200〜250ml程度飲む

インスリン抵抗性
(※膵臓から、分泌されるホルモン)
 
インスリンは、ブドウ糖をエネルギーに変え、血糖値を下げる唯一のホルモンです。内臓脂肪の蓄積でインスリン抵抗性が起きると血糖値は上昇し、糖尿病が発症します。
 
 

内臓脂肪型肥満
 
糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満が動脈硬化を進行させます。昔は死の四重奏と呼ばれてましたが今では、「メタボリックシンドローム」と言われてます。

動脈硬化の危険因子
 
糖尿病のほかに、高血圧、脂質異常症、肥満、喫煙、ストレス、加齢などがあります。糖尿病、高血圧、脂質異常症は、自覚症状がないまま進行する病気です。治療しないまま放置すると、生命を脅かすこともあります。

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日本人はインスリン分泌能力が低い
 
日本人のインスリンの量は、米国白人と比較すると約半分です。その為日本人は少し太っても糖尿病になりやすいといわれています。