心疾患と脳卒中
2014/9/2

心疾患(心臓の機能低下)
 
(症状)
胸通発作が代表的症状(息切れや意識消失など)
 
心疾患は狭心症や心筋梗塞が代表的です。
 
狭心症・・・心筋が一時的に酸欠状態になる。
       (動悸・息切れが2〜3分長くて15分くらいでおさまる。)
 
心筋梗塞・・・酸欠状態が長く続いて心筋の一部が壊死する。
       (激しい痛みが数十分続き、嘔吐意識消失が起こることも。)
 
※高血圧により心臓に高い負担がかかると心肥大になり心臓が大きくなる
 状態になり進行すると心不全を起こして命にもかかわります。
 
(要因)
動脈硬化や喫煙、生活習慣病も
 
年齢に伴って進む動脈硬化、喫煙、脂質異常症、糖尿病など生活習慣が
原因です。
男性に多く、女性は女性ホルモンの低下により発症率が高くなります。
 
(診断)
心電図、超音波、冠動脈造影検査など
 
(治療)
生活習慣改善、薬物療法、バルーン治療など

脳卒中(脳の血管が破れたりつまったりする。)
 
(症状)
 
脳梗塞・・・物が二重に見えたりめまい、ろれつが回らないなど、
前触れ症状がある場合があります。
 
脳出血・・・激しい頭痛、視力障害、吐き気、嘔吐、意識消失など
 
※発症から3〜6時間以内の受診が重要
 (後遺症や命を落とす危険性が高まる為。)
 
(原因)
 
糖尿病や脂質異常症の生活習慣病で動脈硬化が起こりやすいため。
 
(診断)
 
MRIやCTの検査で確定
 
(治療)
 
脳梗塞・・・薬物療法が中心
 
脳出血・・・手術

心疾患の改善
 
 
@危険因子の管理する
 
 〇年齢が(男)45歳(女)55歳以上
 〇心臓病の家族がいる
 〇肥満(BMI25以上)
 〇高血圧
 〇血糖値が高い
 〇脂質異常である
 〇喫煙習慣がある
 〇ストレス
 ※定期的健診を受け健康状態を把握
  する事が大切です。
 
A食習慣の管理
 
 〇たんぱく・ミネラル・ビタミンをバランスよく摂る
 〇過食・まとめ食いを避ける
 〇肉の脂肪を減らし大豆・魚介類の回数
  を増やす
 〇塩分を1日6g以下にする
 〇野菜・果物を取る
 〇植物繊維を多くとる
 〇アルコール・カフェインを制限する
 
※食事のポイント・・・ カロリーと塩分、
脂肪分をなるべく抑える!
心房細動
 
心房という心臓の一部が不規則に震える状態
 
●主な自覚症状
 
@動悸
Aめまい
B胸痛や不快感
 
 
 
☆心房細動になると脳梗塞の発症率が高くなる
 
心房がブルブルと痙攣したように不規則に収縮する
     ↓ ↓  ↓
心房内で血の塊(血栓)ができやすくなる
    ↓  ↓  ↓
心房内でできた血栓が血流に乗って脳の血管に移動
    ↓  ↓  ↓
脳の血管で血栓が詰まると脳梗塞が起こります

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